西大和学園鉄道研究部(NRC)のブログです
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今回は、大邱地下鉄と広州地下鉄の放火事件を比較したいと思います。
両地下鉄の対応の差は一目瞭然で、この差がそのまま死者、負傷者の数の差につながっていると思います。
広州地下鉄は、日本の北陸トンネル火災事故、韓国の大邱地下鉄放火事件などを教訓にして、日本や韓国などの轍を踏まないように努力したのかもしれませんが、このような事件が起こらないことが一番だと思います。
地下鉄 | 大邱地下鉄 | 広州地下鉄 |
国 | 韓国 | 中国 |
年月日 | 2003年2月18日 | 2011年1月10日 |
路線・駅 | 1号線・中央路駅 | 5号線・広州火車駅 |
死者・負傷者数 | 192人・148人 | 0人・4人 |
対応 | ・指令センターが状況を正確に把握せず、消防署が指令センターの状況を知らせる。 ・避難指令が出たのは、火災発生から約9分後 ・運転士は乗客を残して逃走し、火が対向列車に燃え移り、対向列車の乗客が大量に死亡 ・組織ぐるみでの隠蔽、部下への罪の転嫁 |
・小北駅~広州火車駅間で火災が起こったため、電車を広州火車駅まで走らせる。 ・広州火車駅で、職員が迅速に消火にあたり、火災発生から約9分で火を消し止める。 |
その後 | ・運転士と指令センターの職員の計8名が業務上重過失致死傷容疑で逮捕・起訴される。 ・犯人の男は、死刑が求刑されたが、無期懲役が言い渡される。 ・持病の脳卒中の後遺症で、2004年8月30日に死亡する。 |
・犯人の男は、2011年1月11日に公安に出頭し、逮捕される。 ・春節期間中、安全対策を強化する。 ・地下鉄全線、駅、地下鉄車内に拳銃を携帯した武装警官と民警を配備し、警察犬のパトロールも実施する。 ・民警は、金属探知機、液体物検査機等と使い、必要に応じて乗客の手荷物検査を実施する。 |
両地下鉄の対応の差は一目瞭然で、この差がそのまま死者、負傷者の数の差につながっていると思います。
広州地下鉄は、日本の北陸トンネル火災事故、韓国の大邱地下鉄放火事件などを教訓にして、日本や韓国などの轍を踏まないように努力したのかもしれませんが、このような事件が起こらないことが一番だと思います。
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