最近、無料レンタルの傘が流行っていますよね?
使った後、また次の人が使えるようにするため、返却しなければなりません。

上海地下鉄にも、無料レンタルの傘が設置されることになりました。
これは、3号線の漕渓路駅の駅員が保証金を預かって自分の傘を乗客に貸し出したことから始まったと言われています。
しかし、「思いやり」の心を示すという目的で無料レンタルの傘を始めました。
このサービスは3年前に始まり、3万本の傘が用意されました。

しかし、3年経った現在、傘は、なんと約600本にまで減ってしまいました。
これは、約98%の傘が返却されていないことになります。
当然、このサービスは停止される・・・はずでした。

しかし、新たに2万本の傘を用意して、このサービスを継続することになりました。
「保証金を預かれば返却するのではないか」という意見が数多くありましたが、あくまで「思いやりの心を育てる」ことを目的にしているので、今後もこのサービスを継続するそうです。
一応、1週間の期限を設け、返し忘れた乗客に対しては電話やメールで注意を促すということです。
無料レンタルの傘を設置してきちんと返却されるようになれば大したものですが、現実問題、なかなかそうはいきません。
特に、中国では、まだこのサービスは早いのかもしれません。