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西大和学園鉄道研究部(NRC)のブログです
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上海地下鉄2号線は、なんとなく事故が多いような気がします。
2009年5月31日、上海地下鉄2号線静安寺駅で人身事故がありました。
ホーム上で彼女と激しい口論をし、その後突然線路に飛び込んだ男性は、即死しました。
運転を見合わせた時間が15分と、非常に短かったり、駅員と乗客が怒鳴り合ったり、それは大変でした。

2011年5月30日午前11時56分、上海地下鉄2号線静安寺駅で、老人が線路に転落しました。
頭部を強く打ち、自力でホームに戻ることができないほどでした。
結局、その老人は、乗客に引き上げられて、かろうじて事故は免れたようです。

この2つの事件は、ともに上海地下鉄2号線静安寺駅での出来事です。
上海地下鉄では、まだホームドアを設置していない駅が存在します。
「本当に乗客の命を重視するならば、お金のあるなしに関わらず、速やかにホームドアを設置するべきだ」ということは、何回もネット上でアピールしています。
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広州地下鉄3号線は、2005年12月28日に開通しました。
その後も、どんどん延伸していきました。
世界最速の地下鉄で、120km/時まで出すことができます。

2010年10月30日午後2時(日本時間は午後3時)、3号線が広州東駅から機場南駅まで延伸しました。
機場南駅は、広州白雲国際空港ターミナルビルの地下1階にあります。
3号線は、機場南駅~体育西路駅間を約45分で結びます。
機場南駅から体育西路駅までの運賃は12元と安いです。
また、スーツケース置き場付きの車両が導入されました。

ところが、3号線の延伸部分は、トンネルの強度が不足していて、安全基準を満たしていない疑惑があります。
鐘吉章さんという技術者が、インターネットで、トンネルの強度などで、「安全基準を全く満たしていない」と指摘しました。
「会社は報告の数字を偽造した」ということらしいです。
安全検査会社がトンネル内の6か所を調べましたが、1か所がかろうじて基準を満たしていただけで、その他は基準値を大きく下回っていたらしいです。
鐘吉章さんも元同僚の技術者も、「コンクリートが崩れ、トンネル全体が埋まる可能性すらある」と見ています。
鐘吉章さんは、広州穗観工程質量安全計測中心公司で働いていましたが、この検査の関係で、あらゆる検査担当から外されたらしいです。
鐘吉章さんは、若い頃に共産党軍のゲリラ戦士として活躍したことの証明書を提示し、不正には絶対に屈しないと明言しました。

現在、中国では地下鉄が急ピッチで建設されていて、その規模には目をみはるものがあります。
北京地下鉄は、2010年12月30日に5路線が同時に開通し、9本から14本になりました。
総延長が東京を追い抜き、世界第4位になりました。
現在は約336kmですが、2020年までに約1080km、30本になる予定です。
上海地下鉄は、1995年に開業しましたが、2010年に総延長がロンドン地下鉄を抜いて、世界一になりました。
現在は約420km、11本ですが、2020年までに約980km、21本になる予定です。
広州地下鉄は、1997年に開業したばかりで、総延長はまだまだ下の方ですが、2015年までには約600kmになる予定です。
深圳地下鉄も、2004年に開業したばかりで、総延長はとても短いですが、2020年までには約424kmになる予定です。
さらに、蘇州、杭州などでも地下鉄が建設されています。

しかし、その代償は大きいです。
北京地下鉄8号線は、北京オリンピックの直前に開業しましたが、ホームに亀裂が入っています。
また、上海地下鉄は、水漏れがひどくて、「小心地滑(スリップに注意して下さい。)」という看板を立てなければならない状態になっています。
広州地下鉄は、上記の問題があります。
深圳地下鉄は、エスカレーターが逆走して、乗客24人が負傷しました。
発展し続けることはいいですが、常に安全第一でやってほしいものです。

2010年、中国広州市で、アジア大会が行われていたことはご存知だと思います。
広州市では、11月1日から、世界初の公共交通機関平日乗車賃無料措置がとられていました。
これにより、広州地下鉄では、終日、各路線とも大混雑が続いていました。
11月1日の広州地下鉄の利用人数は、推定741万人と、新記録を更新しました。
広州市民は約1600万人なので、広州市民の2人に1人は11月1日に広州地下鉄を利用したことになります。
1号線3号線では、特に混雑がひどく、満員により乗車困難とされ列車が停車しないことがありました。
最初の3日間だけで、1号線は9回、3号線では2回ありました。
これを「飛駅」といいます。
ホームにたどり着いてから、電車に乗れるまでに、10分はかかると言われていました。
4号線8号線を除く4路線では、入場規制がありました。
広州地下鉄は、一般の方か通勤ラッシュ時の地下鉄の利用を避けてほしいと訴えていました。
この無料措置は、アジア大会の開催記念として、広州市民への「プレゼント」として行われたものだとされています。

ところが、予期せぬ事態が発生しました。
この無料措置が、なんと中止になってしまいました。
前述の通り、「飛駅」を行わなければならない程の大混雑に加え、地下鉄の入口の前に人があふれたこと、会社に30分以上遅刻するサラリーマンが続出したこともあり、これ以上の無料措置を行うことは困難だと判断されたのだと思います。
よって、11月8日以降は、通常通り運賃が必要になりました。
広州市は、代替措置として、広州市戸籍家庭一家につき150元の現金を支給することになりました。
広州市は、こういうことに対して見通しが甘かったのではないかと思います。
運賃を有料に戻した初日(11月8日)は、無料化された初日(11月1日)より、乗車人数が約361万人減り、約420万人になりました。
結局、世界初の夢の無料制度は、泡となって飛んでいきました(例えがヘン)

「広州地下鉄2号線の車内に爆弾」それってホントでしょうか?
それともウソでしょうか?

この情報は、ウソです。

4/27(水)、広州地下鉄2号線で、公園前駅に到着した列車が運行を取りやめ、乗客全員を降ろしました。
理由を説明するアナウンスがなかったので、多くの乗客が不思議に思いました。

その理由とはズバリ「線路のポイント故障」です。
その日、乗客全員を降ろしたのは、計3回ありました。

ここで中国人がやりそうなこと・・・ズバリ、「憶測」、「デマ」です。
多くの乗客がメールやブログで憶測を始めました。
ブログに「広州地下鉄2号線の車内に爆弾があったとの通報があったので、公園前駅で乗客を下車させて緊急避難させた。」と書きこまれると、極めて短時間のうちに約1500個のコメントがあり、「広州地下鉄2号線の車内に爆弾」のデマは急速に広がっていきました。

「線路のポイント故障」の事実は、やがて乗客も知ることになります。
「広州地下鉄はすみやかに事情を説明して、デマの発生や不必要なパニックを防ぐべきだ。」という批判がありました。
やはり、「自分にとって不都合なことを隠す姿勢」は早急に改めるべきだと思います。
公園前駅は、1号線2号線の乗り換え駅なので、もしかしたら1号線2号線には連絡線路があるかもしれませんね。

1月19日、東京メトロの霞ヶ関駅に、りんごの自動販売機が設置されました。
1/2のカットりんごが190円で売られています。
自動販売機は、番号が書かれたボタンを押して、どれを買うか選ばせる仕組みです。
しかし、どの番号でも同じりんごなので、番号がある意味が分からない状態になっています。

一方、同じ頃、上海地下鉄の徐家彙駅などの4駅に、果物の自動販売機が設置されました。
こちらは、りんごだけではなく、ダイダイ、アボカドなども売られています。
りんごは、カットりんごではなく、まるごと1個で8元、ダイダイは10元、アボカドは15元です。
こちらも、東京メトロの自動販売機に似ていますが、売られているものが数種類あるので、番号がある意味が分かる状態になっています。
しかし、上海地下鉄の自動販売機は、東京メトロとは違い、人気は今一つらしいです。
自動販売機の果物を入れ替えている職員によると、「午前と午後、職員が定時に4つの自動販売機を点検している。自動販売機の中の果物は、4℃~8℃の定温で保存されている。自動販売機内の果物の鮮度を保つために、ビニールでラップするようにしている。自動販売機に入れて最長5日間で売れなければ、撤収している。」とのことです。

中国では、日本と比べて、果物の鮮度に対する信用度が薄いようです。
実際、中国で果物でイタい思いをした部員もいるので、中国のレストランで出てくるジュースは、注意して飲む方がよいでしょう。
コンビニで売っているペットボトルのジュースや、レストランで出てくる缶ジュースは全く問題ないです。
このような事情もあるので、果物の自動販売機が中国では人気がないことは致し方ないと思います。
でも、いつか自動販売機の果物の安全性が理解され、人気が増えていけばいいなと思います。
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